2008.08.05(火)
最初に寄ったバッソーラスで”この世の奇跡”を目にした私だが・・・
私のそんな感傷にお構いなしにツアーは続く。
先ずは次に寄ったマンダカル。
灯台とその上からの景色、レンソイスがかなり遠くに・・・
そして灯台の中を下から上、上から下に眺めて・・・
さらに次の場所カブレで・・・
こんな物が・・・
「こっこれは・・・水上フロート機というやつでは・・・!!」
このプロフェッショナル・・・
別段陸路にこだわりがある訳ではない、ファーストミッション以降数多くの航空機を利用してきている。
主にはジャンボジェットだがレシプロの旅客機(プロペラ機)やセスナ、そしてファーストミッション以前にはヘリコプターにも乗ったことがあるので通常の人が利用できる大体の航空機に乗ったことがあるのだが・・・
これは・・・これは初めてだ・・・!!
レンソイスの上から無数の砂漠を見ると言うフライトに憧れてはいたが、料金は160レアル(約11000円)、ここでのフライトは完全にあきらめていたが・・・
値段を聞いたら80レアル(約5600円)、それも残念ながらレンソイス上空までは行かないらしい。
私は半ば諦めかけていたが・・・その時に「悪魔の囁き」が・・・
『おいっ!デューク、レンソイスの上を飛ぶ奴はいるがわざわざこんな所でレンソイスを見ずに飛ぶ奴なんていないぜ、それをやってこそプロフェッショナルじゃないのか?それに水上フロートなんてなかなかお目にかかれる乗り物じゃぁないぜ・・・』
私は水上フロート機を眺めながらしばし立ち尽くす・・・
指を唇に咥えたままだ・・・
その私の心を見透かしたようにパイロットがやってきてこう言ってきた・・・
「君が今日最初のフライトになるから・・・60レアル(約4200円)で飛んであげるよ!」
「のっ乗った!!」
決断は早かった!
水上フロート機、まだ乗ったことの無いこのセスナに・・・
乗ってやろうじゃないか!!
そしてセスナは大空を舞い上がる!!
上空からの景色。見えているのは大西洋(左)。そして先程の灯台が右下にちっこく(右)
上空からカブレを眺めて
下から見ると結構低い所も飛んでいる。
そして着陸・・・意外と滑走距離が短くてびっくりした。
20分足らずの短い飛行時間だったが・・・
時には機体をけっこう傾けて少しアクロバティックな事までしてくれたりして・・・
大満足といって良かっただろう・・・
フライト後、私は目の前に広がる大西洋を眺めながら・・・
深い充足感に浸っていた・・・
「水上フロート、最高!」
と・・・
そして「レンソイスに来たのに、無数の湖の出来る摩訶不思議な砂漠の上をフライトせず、ただこの水上フロート機につられて乗ってしまった」自分についてはこう言い訳をしたい。
「フロートだけに”振ろうと”したけど出来なかった」
と・・・